読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

DROWNED PHOENIX WILL DROWN MORE

↑溺れても死ねません。まさに生き地獄

私の動画が出来上がるまで

皆様ごきげんよう。PΘL*AL1CEです。
 
今回は、前回軽く触れたサムネイルの話を含めて、私の作曲・編曲及び動画作成環境を軽く纏めながら、一本の動画が出来上がるまでの大まかな道筋を説明して行きたいと思います。
 
使ってるソフトの詳細も書いておくので、YouTubeにアレンジやオリジナル曲を低クオな動画編集でもいいからアップしてみたいと思っている方は、参考にどうぞ。
 
 
 
環境
OS : Windows 8.1 Update 64-bit
CPU : Intel® Core™ i5-2410M (2.30GHz)
VRAM : 8.00GB (7.85GB使用可能)
 
終始使うもの:PC、身体、暇、やる気、人並みよりは多めの音楽に関する知識
 
 
①取り敢えず曲を作る
 
用意するもの:そこそこスペックの良いパソコン、Finale 2014
編曲の場合はこれも用意:原曲の音源、低速再生に対応した音楽プレーヤー
 
まず、曲を作ります。これをやらない事には何も始まりません。私が作曲や編曲に使っているのはMakeMusic社の「Finale」というソフトです。このFinaleですが……高いのですよ笑
 
アカデミック版と言われる学生対象の割引された商品でもFinaleは約4万円します。Finaleの下位互換で、作成できる五線の数が24本までのPrintMusicでも約1万円です。一般人の方だとアカデミック版は買えないのでFinaleが約6万円、PrintMusicが約1万7千円です。
 
また、下位互換の製品に「Finale SongWriter」と「Finale NotePad」なるモノがあるのですが、五線が8本までしか作成できないので、ピアノアレンジならまだしも、複数の楽器を用いた作曲やアレンジになって来ると、8本だと何も出来なくなってきます。
 
更に、PrintMusic、SongWriter、NotePadは音源の質がよろしくありません。Finaleだと「Garritan Instruments」という質のいい音源が入っているのですが、PSN三兄弟にはそれが搭載されておらず、内蔵されているMIDIを使用する事になります。
 
なので、Finaleを買う時は多少値が張りますが、機能も多くて音がいいFinaleを買うことをお薦めします。
 
ただ学生さんの場合は、中々4万円という金額は中々に重いと思いますので、「音は別にどうでもいい」という方は価格落ちしてSongWriterでもいいと思います。あるいは、音が良いと言われているPreSonusのNotionでも。
 
さて、このFinaleを使用して曲を作ります。
 
やる事は簡単です。
 
I:曲やアレンジの構想を雑でいいので組み立てる。
II:Finale起動
III:楽器の選択、作曲者等のクレジットの入力
IV:楽器に対応している音源の変更、音量バランスの調整
V:こまめにセーブしながら音符を打ち込む
VI:レイアウトやデザインを調整
VII:出来上がり
 
Vは設定から「自動保存機能」を有効にして、保存間隔を1~3分にしておくと万が一保存を忘れても安心です。
 
簡単ですね。
  
 
 
②外部ファイルに出力
 
用意するもの:Finale 2014、CubePDF
出力するファイル形式:WAVEファイル(.wav)、PDF(.pdf)
 
次に、楽譜配布や動画作成の為に、作ったデータを外部データに出力します。
WAVEもPDFも基本的にはFinaleの「ファイル」メニューの「エクスポート」から作成できます。ですが、たまにテキストに使用しているフォントが文字化けする事があるので、その場合はCubePDFの方から印刷という形でファイルに出力します。CubePDFはプリンターと同じ扱いなので「ファイル」→「印刷」→「セットアップ」でプリンターを「CubePDF」に変更してから、印刷すると出力できます。出力する際に、別のウィンドウが出てきますが、特に何も設定を弄らず、そのまま「変換」を押して頂いて結構です。
 
Finaleでは、PDFを作成しようとしても、表示しているパートのみしかPDFにしてくれないので、全てのパートを出力し終わるまでには時間が掛ります。その為、CubePDFで一気に出力するとやり易いかもしれないです。
 
ちなみに、CubePDFはフリーソフトです。
  
 
 
③WAVEファイルを弄る
 
用意するもの:SoundEngine Free、iTunes、そこそこ性能の良い耳(←この子割と重要)
 
ここで、②で出力したWAVEファイルを弄ります。する事は2つあります。
 
まず、「SoundEngine Free」で出力したWAVEファイルを読み込みます。そこから全範囲を選択して、「音量」メニューの「コンプレッサー」を選択し、ライブラリーの中から「マスターコンプレッサー」を選択します。その中でマキシマイズの値だけを50.0%に変更したら、OKを押して適用させます。次に、同じメニューの「リミッター」を選択し、「マスタリングリミッター」を適用させます。最後に、また同じメニューの「ボリューム」から、音割れしない程度の最大の音量まで引き上げます。大抵の曲なら10dBくらいで大丈夫です。何故この作業をするのかといいますと、Finaleの音源は何故か音量が小さいからです。その為、出力後にファイルを弄って音量を上げないと、動画にした時に音がほぼ聞こえなくなります。
 
次に、音量を調整し終わったWAVEファイルをiTunesで読み込んでMP3に変換します。ただし、デフォルトの状態だとMP3に変換できないので、iTunesの設定を少し弄ります。
 
I:「編集」メニューの「設定」を選択
II:「一般」タブの「インポート設定」を選択
III:「インポート方法」を「MP3エンコーダ」、「音質」を「良音質」か「高音質」に変更
IV:終わり
 
後は読み込んだWAVEファイルを選択した状態で「ファイル」メニューの「変換」から「MP3バージョンを作成」を実行すれば、既定の状態だと「C:\Users\(ユーザー名)\Music\iTunes\iTunes Media\Music\Unknown Artist\Unknown Album」に保存されます。
 
こちらの作業を実行する理由ですが、楽譜配布時に同梱する音源ファイルがWAVEファイルだと、ファイルサイズが非常に大きく、アップローダーにアップロード出来ない場合が生じてくるからです。また、アップローダーの上限が速くオーバーしてしまう為でもあります。
 
ちなみに、「SoundEngine Free」と「iTunes」もフリーソフトです。
  
 
 
④楽譜配布の準備
 
用意するもの:ワープロソフト
 
楽譜の配布ファイルを作ります。
 
I:ワープロソフトで「挨拶」、「ファイルの概要」、「ファイルの構成物」 、「使用方法」、「動作環境」、「作成ソフトウェア」、「無保証」、「著作権」、「ライセンス」、「連絡先」の記載された文書、いわゆる「Read Me」を作ってPDFに出力します。万が一ワープロソフトがPDF出力に対応していない場合は、さっき使用したCubePDFを使って下さい。
II:フォルダーを2つ作り(A、Bとします)、Aの中にさっき作ったMP3ファイルと楽譜のPDFファイルを入れ、Bの中に「Read Me」のPDFファイルを入れます。
III:Aのタイトルには「本体」、Bのタイトルには曲名を描きます。
IV:AをBの中に移動させます。
V:Bをzip形式で圧縮します。
VI:終わり
 
これで配布ファイルは完成しました。
 
ちなみに、私はワープロソフトに「Microsoft Office Word 2013」を使用しています。
 
 
 
⑤サムネイル作成
 
用意するもの:ペイント、Adobe Photoshop Elements 14、Microsoft Office 2010 Picture Manager
 
簡単です。
 
I:曲に合った高解像度(1920×1080以上)の画像をネットで拾ってくる。
II:ペイントを開いて横の長さを1920ピクセルに合わせる。ただし横の長さを1920ピクセルに合わせた時に、縦の長さが1080ピクセル未満になる場合は、縦の長さの方を1080ピクセルに合わせる。
III:Picture Managerで、画像の解像度が1920×1080になるように切り抜く。
IV:Photoshopで、曲のタイトルや作曲者の名前などを打つ。
V:IVで打った文字の色とサイズとフォントを変更する。
VI:終わり
 
簡単な作業ですが、意外とこの画像が再生回数を左右するので、手は抜かないようにしましょう。
 
 
 
⑥動画を作る
 
用意するもの:Windows Live ムービーメーカー 
 
Windows Live ムービーメーカーで動画を作ります。③で弄ったWAVEファイルと⑤で作ったサムネイルを使います。
 
I:サムネイルを読み込む
II:WAVEファイルを読み込む
III:動画の時間を、音源の時間+6~8秒くらいに設定
IV:音源の開始位置を3、4秒くらいの所に変更
V:最初と最後にフェードのエフェクトを掛ける
VI:MP4ファイルに出力
VII:終わり
 
 
 
⑦アップロード
 
用意するもの:インターネットブラウザー
 
ここまで来たら後は簡単です。④で作った楽譜のzipファイルと⑥で作った動画をアップロードします。
 
まず先に楽譜をアップロードします。私は基本的に「uploader.jp」を利用しています。
 
I:「uploader.jp」で、ダウンロード用パスワード、編集用パスワード、コメントを付加してアップロード
II:アップロードした楽譜のページを開き、URLを取得
III:「TinyURL」にアクセスし、その曲に関係のある語でURLをカスタムし、短縮URLを取得
IV:取得したURLをアドレスバーにペーストして、しっかりと楽譜のダウンロードページにリダイレクトされるか確認
V:終わり
   
IIIで短縮URLを取得する理由ですが、YouTubeの動画説明欄は、長いURLを張り付けると、「http://○○○○○○○○○/○○○/○○……」のように、「……」でURLが短く省略されてしまいます。その状態で動画説明欄を編集すると、「……」で省略されていない部分だけが残り、本当のURLにアクセス出来なくなります。その場合、一々正しいURLを持ってこないとならないため、非常に面倒臭いです。(2016年9月現在このバグは修正されていません)その上、uploader.jpのURLは長いです。なので、各種短縮URL発行サービスを利用して短くした方がいいです。
 
 
 
楽譜をアップロードしたら、次は動画をアップロードします。
 
I:YouTubeの右上の「アップロード」を開く
II:作っておいたMP4ファイルをアップロード画面にドラック&ドロップ
III:「楽譜のダウンロードリンク」「挨拶」「チャンネル登録用リンク」「Twitterリンク」「原曲の動画のリンク」「原曲の購入用のリンク」を書く
IV:タイトルを決める
V:「動画にメッセージを追加」にIVで決めたタイトルをコピペし、左下のTwitterチェックボックスを付ける
VI:該当する再生リストに分類
VII:処理が完了するのを待ち、処理が完了したらカスタムサムネイルに、⑤で作ったサムネイルをアップロード
VIII:すぐ公開する場合は「公開」、自動的に公開する場合は「公開予約」を選択
IX:終わりです。お疲れさまでした。
  
  
  
これで全ての工程が完了しました。モノによっては一日の間に全工程を終わらせられる事もあれば、曲作りに時間が掛り一年以上掛るモノもあります。前者だと「you(吹奏楽版)」「Tulpa of Agape」「ゴーストルール」、後者だと「Exhausted Goddesses」などが例として挙げられます。
 
 
 
以上、私の「一本の動画が出来上がるまで」でした。
私が使用しているソフトのリンクは次に貼っておきます。ご参考までに。
 
 
 
Finale 2014 アカデミック版(ガイドブック付属):http://amzn.to/2cce5bC
Microsoft Office Professional 2013 Academic:http://amzn.to/2crdSlJ
Adobe Photoshop Elements 14 & Premiere Elements 14 学生・教職員個人版:http://amzn.to/2cl0Jr0